防災用を兼ねて購入した大容量モバイルバッテリー『RLERON expressE1』をテストしてみました。
目次
概要
一流メーカー品ではないけれど容量詐称が激しい激安品でもなく、Amazon での評価が良好で安価な 25,000mAh のモバイルバッテリーです。Amazon やヤフオクでの相場は 2,500 円前後。
仕様
容量: 25,000mAh
入力: Micro-B + Type-C(2.4A)
出力: Type-A(2.4A)* 3
ライト: 白色 LED * 3
サイズ: 16.7 * 8.2 * 2.2cm(実測値)
重量: 365g(実測値)
蓄電(モバイルバッテリー自身の充電)
モバイルバッテリーの残量表示が 0% から 100% になるまでの流入電力量を USB テスターで 3 回測定してみました。
2 回目で蓄電量が増加しているのはいわゆるバッテリー活性化の効果???
蓄電量(mAh/5V) | 蓄電量(3.7V 換算値) | |
1 回目 | 15,323 | 20,707mAh |
2 回目 | 16,768 | 22,659mAh |
3 回目 | 16,543 | 22,355mAh |
蓄電所要時間(0% → 100%): 5 時間 57 分
手持ちの安物ケーブルで蓄電を高速化するために色々試したところ、セリアの二叉(Micro-B/Type-C)ケーブルを使って 2 つの入力端子に同時接続するのが一番良い結果が得られました。並列接続でコネクタの接触抵抗を抑えられるのが効いているようです。
なお、取説には 2 つの入力端子を同時に使うなと書かれていますが、これはそれぞれ別個の電源に接続するなという意味であり、二叉ケーブルで同一電源に接続するのは問題ないと思われます。
(本記事製品では問題ありませんが、Type-C コネクタが入出力兼用になっているモバイルバッテリーでは二叉ケーブルによる二重接続は避けた方が良いでしょう。)

給電(スマホの充電)
モバイルバッテリーを使ってスマホを充電してみたところ、約 3.5 回充電できました。
スマホの充電 | スマホのバッテリー残量 | モバイルバッテリー残量 |
1 回目 | 8% → 100% | 100% → 91% |
2 回目 | 3% → 100% | 91% → 73% |
3 回目 | 7% → 100% | 73% → 38% |
4 回目 | 7% → 50% | 38% → 0% |
※ テストに使用したスマホは AQUOS R(バッテリー 容量 3,160mAh)
まとめ
スマホを約 3.5 回充電出来たので給電量は 3,160 x 3.5 = 11,060mAh/3.7V。
前述のように蓄電量は約 22,500mAh/3.7V なので効率は約 50%。
一流メーカー品と比べると安価な製品ですので妥当な充電量と効率と言えます。
蓄電時間も約 6 時間と早め。
白色 LED 3 灯が付いていますが明るいとは言えず、ライト機能はおまけ程度。
高性能コントローラチップを搭載しているため入力が 2.4A で出力が 2.4A * 3 と、このクラスの製品にしては入出力仕様が高性能なのが本製品の特長です。
入出力仕様重視の方におすすめできる製品です。


コメント
突然すみません。
これを購入したのですが、スマホに充電ができません。
使い方を教えて頂けますでしょうか?
使い方も何も、ケーブル刺してスマホに接続するだけですよ。
充電しても25%表示のままで、
それ以上充電が上がっていきません。
25,50,75,100%のゲージが利きません
どうしたら100%まで充電できるのでしょう?
教えてください。
特に操作などはありませんので、ケーブルを交換したり、接続する USB ポートを変えたりしてもダメなら故障でしょうか。
Amazon に販売店が出店してたはずですから、そこからサポートに連絡するのがよろしいかと思います。