グリーンオーナメント社の新製品。久々の感がある新型ランチャーライトです。
目次
概要
写真左から通称『メタリック』(本記事製品)、『ランチャー 9』、『ストロング』、『ズーム』です。
本記事製品はランチャーライトの金属筐体に『ストロング』の集光レンズを収めた品と言えます。
前面写真。
本記事製品の配光にはかなりの個体差があり、配光がきれいな品と中央に強いスポットがある品があります。パッケージ写真にあるように円錐形の中央に穴が掘られた集光レンズを採用しており、LED とレンズの間隔にばらつきがあるのが原因のようです。でも明るさが抜群のため、気にしなければ問題なしかもしれません。
本記事製品の明るさは上記 4 種の中で抜群ですが、後述の問題があります。
内部
LED 基板は電流制限抵抗なし。
電池ケースは『ストロング』の物と挿入する向きが逆になっています。
消費電流
消費電流の実測値は以下の通りですが、抜群の明るさを考慮しても電流制限抵抗なしのメタリック(本記事製品)は流れすぎです。
品名 | 消費電流(mA) |
メタリック(本記事製品) | 470 |
ランチャー 9 | 80 |
ストロング | 150 |
ズーム | 90 |
※ 200mA 超の電流は安物テスターの 10A レンジで測定しているため精度不明。
パッケージの注意書き
本記事製品のパッケージ裏面には「初期電圧の高い(1.65V 以上)乾電池は、使用しないでください。」という注意書きがあります。使用する乾電池を事前に選別する必要があるわけで、これはあんまり。停電等で使用するために乾電池を入れてスイッチオンしたらいきなり球切れ、では困ります。
おそらく、量産に GO を掛けた後で球切れするケースがあることに気づき、このような注意書きを入れることで応急対応したものと思われます。
まとめ
一見魅力的な製品ですが電流制限抵抗なしなのが致命的です。
ランニングチェンジにより、後続のロットで電流制限抵抗が追加されるのを待って「おすすめ品」に昇格したいと思います。


コメント
注意書きは現存している未使用オキシライド電池(初期電圧1.7V)対策では?
さすがにアルカリ電池で1.65V超は考えづらいから気にする必要はないでしょう
電圧の数値についてはそうなのでしょうか?
いずれにせよ、球切れのリスクとランタイムの短さが気になるのは変わらないわけですが。。。