防災用を兼ねて購入した大容量モバイルバッテリー『MaDeL9-139』をテストしてみました。
目次
概要
一流メーカー品ではないけれど容量詐称が激しい激安品でもなく、Amazon での評価が良好で安価な 24,000mAh のモバイルバッテリーです。Amazon やヤフオクでの相場は 2,500 円前後。
仕様
容量: 24,000mAh
入力: Micro-B + Type-C + Lightning(2.1A)
出力: Type-A * 2(2.1A + 1A)
ライト: 白色 LED * 1
サイズ: 16.6 * 8.2 * 2.2cm(実測値)
重量: 340g(実測値)
蓄電(モバイルバッテリー自身の充電)
モバイルバッテリーの残量表示が 0% から 100% になるまでの流入電力量を USB テスターで 2 回測定してみました。
蓄電量(mAh/5V) | 蓄電量(3.7V 換算値) | |
1 回目 | 18,691 | 25,258mAh |
2 回目 | 19,170 | 25,905mAh |
蓄電所要時間(0% → 100%): 8 時間 51 分
9 時間弱で約 19,000mAh/5V 流れ込んでいますから流入電流は約 2.1A で公称値通りです。
なお、手持ちの安物ケーブルで蓄電を高速化するために色々試したところ、セリアの二叉(Micro-B/Type-C)ケーブルを使って 2 つの入力端子に同時接続するのが一番良い結果が得られました。並列接続でコネクタの接触抵抗を抑えられるのが効いているようです。
(本記事製品では問題ありませんが、Type-C コネクタが入出力兼用になっているモバイルバッテリーでは二叉ケーブルによる二重接続は避けた方が良いでしょう。)

給電(スマホの充電)
モバイルバッテリーを使ってスマホを充電してみたところ、約 4.1 回充電できました。
スマホの充電 | スマホのバッテリー残量 | モバイルバッテリー残量 |
1 回目 | 4% → 100% | 100% → 67% |
2 回目 | 7% → 100% | 67% → 35% |
3 回目 | 6% → 100% | 35% → 4% |
4 回目 | 6% → 100% | 4% → 0% |
5 回目 | 2% → 11% | 0% → 0% |
※ テストに使用したスマホは AQUOS R(バッテリー 容量 3,160mAh)
まとめ
スマホを約 4.1 回充電出来たので給電量は 3,160 x 4.1 = 12,956mAh/3.7V。
前述のように蓄電量は 25,900mAh/3.7V 程度なので効率は約 50%。
一流メーカー品と比べると安価な製品ですので妥当な充電量と効率と言えます。
白色 LED が付いていますが明るいとは言えず、ライト機能はおまけ程度です。
給電量を『RLERON expressE1』と比較すると約 15% 多く、容量多めなのが本記事製品の特長です。
容量重視の方におすすめできる製品です。

