単 3 電池 3 本で驚異的に明るい 100 円ランタンです。
写真はダイソー版ですがグリーンオーナメント社の『12SMD&1LED ランタン』の OEM 品と思われます。
目次
概要
ライトモード用 LED 1 灯+ランタンモード用 SMD LED 12 灯という構成の製品であり、下記 3 種と同系統の製品です。
2017/11/24 追記
キャンドゥの新製品コーナーで類似品を見かけました。
中身は未確認ですが同一の金型で作られた品またはコピー品らしく、外形は完全同一の模様。
ライトモードとランタンモード
上部の 1LED が点灯するライトモードのランタイムは 28 時間と長く、明るさは最近の 100 円懐中電灯程度ですが、配光があまりに汚い。製品の外形のみを考慮して設計した結果と思われます。
下部の 12LED が点灯するランタンモードの明るさは公称 130 ルーメンですが、これはたぶん適切な値です。『9SMD+1 LED BOX ライト』より 2~3 割明るい感じで、100 円ショップのランタンの中では歴代最高の明るさです。それでランタイムが 4.5 時間というのは十分優秀。
内部
ライトモード用 LED には 5.1 Ωの電流制限抵抗入り。
右下のベークライト基板の裏にはランタンモード用の SMD LED x 12 + 1 Ωの電流制限抵抗。
この辺りは常識的な作りです。
スライドフック
写真でも判るようにフックが中空なのに加え、フックと本体の接続部分も「引っかかっているだけ」のような構造でいかにも脆弱。
実際、「すぐに壊れた」という話も少なからず耳にします。
スライドスイッチ
地味なようでいて大きな問題点がこれ。
手前側が本製品、奥側が『9SMD+1 LED BOX ライト』のスイッチ部です。
実際に操作してみると判りますが、本製品のスイッチはあまりに操作性が悪すぎます。
頻繁に点消灯するものではないし、個体差もあるでしょうが、それにしてもこれはダメ。
まとめ
長所
- ランタンモードのすばらしい明るさと納得できるランタイム。
短所
- ライトモードの配光があまりに汚い。
- スライドフックの非実用的脆弱さ。
- あまりに悪いスイッチの操作性。
というわけで、「総合的に見て出来が良いとは言いがたいのだけどランタンモードの明るさは捨てがたい。改良版が出て欲しい。」といったところでしょうか。
おまけ
どうにかできる部分はどうにかしようということで、ホットメルトのグルーガンを使ってスライドフック部分を強化してみました。
- スライドフック内に樹脂を詰め込んで補強。
- スライドフックを半分引き出した状態で本体と接着して補強。

コメント
[…] >>165 これかい?これは100円。他のかい? https://riso.space/lantern12smd/ […]