折りたたみ式ソーラーチャージャー(追記あり)

地震などの防災用を兼ねて、折りたたみ式のソーラーチャージャーをテストしてみました。

折りたたみ 10W ソーラーチャージャー

目次

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概要

今回テストしたのは Amazon などで 3,000 円前後で販売されている折りたたみ式のソーラーチャージャーです。
主な仕様は以下の通り。

  • スマホサイズのソーラーパネル 5 枚搭載。
  • USB 電源出力
  • 公称出力 10W(7.5W?)
  • バッテリー非搭載
  • 折りたたみ時のサイズ: 15.3 x 8.8 x 2.9cm。
  • 展開時のサイズ: 15.3 x 55.2cm。
  • 重量: 275g。

以下に、折りたたみ時のサイズ比較写真を示します。
左側はスマホ、中央が本記事製品、右側は 24,000mAh のモバイルバッテリーです。

折りたたみソーラーチャージャー

厚みはスマホの 3 倍ほど。

折りたたみソーラーチャージャー

本品は型番表示なしの完全ノーブランド品ですが、同一と思われる商品が複数の業者により自社ブランドで販売されています。
なお私が購入した品にはなぜか無関係なモバイルバッテリーの取説が付属していました。w

給電能力

折りたたみソーラーチャージャー

(上記写真は USB テスター経由で 3000mAh モバイルバッテリーを充電している時の状態。サイズ比較用 30cm 定規付き)。

  • 4 月から 5 月に掛けての晴天日。
  • 屋外に水平設置(太陽の方角に合わせた角度調整なし)。
  • 10 時~ 15 時ぐらいの時間帯。

この条件でソーラーチャージャーの出力は最大 0.8A 程度でした。3000mAh のモバイルバッテリーが 4 時間ほどで満充電になります。スマホの内蔵バッテリーも 3000mAh 台ですので、余裕があるとは言えないが実用性あり、と言える品です。

出力端子は USB Type-A メスと Micro-B オスの 2 ポート独立で、ちゃんとしたチャージコントローラを搭載している模様です。

折りたたみ式ソーラーチャージャー

問題点

個体差や生産ロットによる差違もありそうですが、私が購入した品では接着部の剥離が多発しました。
ソーラーパネルと外装の合成皮革を接着する両面テープの粘着力不足が原因のようですので、この症状が出た場合は爪楊枝の先端でボンドを塗って接着を補強するなどの補修が必要になります。

折りたたみソーラーチャージャー

まとめ

  • 小型軽量で携帯性抜群。
  • スマホ 1 台分程度の、実用になる給電能力あり。
  • 前項に記載の接着剥離以外には堅牢製や耐久性の問題なし。

というわけで、1 つ持っていると役立ちそうな品です。うまくすれば 2,000 円台で入手できるでしょうか。
私はテスト終了後の本品は非常持ち出しに入れておく予定です。

2019/5/27 追記

真夏並みの陽気になったので再度テストしてみました。

ソーラーチャージャーの出力電流はあっさり 1A を突破。午前 10 時頃から午後 16 時頃までの約 6 時間で 6,500mAh のモバイルバッテリーをフル充電できました。

折りたたみ式ソーラーチャージャー

このモバイルバッテリーの公称容量は 6,500mAh = 23.6Wh。
ソーラーチャージャーの出力が 5V 1A とすると 5 時間で 25Wh になり、計算が合います。

ソーラーなので状況依存が激しいですが、思っていた以上に実用性が高い製品と言って良さそうです。

なお前回テストまでは接着部分の剥離に悩まされていましたが、ボンドで接着部分の補強をしまくった成果が出たようで、今回は無問題。^^

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