これは良い品っぽい。^^
防災用を兼ねて購入した大容量モバイルバッテリー『Poweradd EnergyCell20000』をテストしました。
概要
20,000mAh のモバイルバッテリーです。PD(18W)/QuickCharge 3.0 対応なのが特長。
付属品はソフトケースとケーブル(Type-C ~ Type-C/Type-A)。
仕様
容量:20,000mAh/74Wh
入力:Type-C(5V・3A、9V・2A)
出力:Type-C(5V・3A、9V・2A、12V・1.5A)(上記入力と兼用コネクタ)
出力:Type-A(5V・3A、9V・2A、12V・1.5A)* 2
寸法: 16.2 * 6.3 * 2.4 cm(実測値)
重量: 365g(実測値)
蓄電(モバイルバッテリー自身の充電)
QC3.0 対応の AC アダプタを使い、モバイルバッテリーの残量表示が 0% から 100% になるまでの流入電力量(蓄電量)を USB テスターで 2 回測定してみました。
蓄電量(Wh) | 蓄電量(3.7V 換算値) | |
1 回目 | 91.275 | 24,669mAh |
2 回目 | 88.186 | 23,834mAh |
蓄電所要時間(0% → 100%): 6 時間 42 分
(理論値では 5 時間ジャストぐらいのはずなので長めです。後日再テスト?)
給電(スマホの充電)
モバイルバッテリーを使ってスマホを充電してみたところ、約 5.2 回充電できました。
スマホの充電 | スマホのバッテリー残量 | 残量インジケータ LED 点灯数 |
1 回目 | 1% → 100% | 4 → 3 |
2 回目 | 5% → 100% | 3 → 3 |
3 回目 | 8% → 100% | 3 → 2 |
4 回目 | 8% → 100% | 2 → 2 |
5 回目 | 2% → 100% | 2 → 1 |
6 回目 | 7% → 31% | 1 → 0 |
※ テストに使用したスマホは AQUOS R(バッテリー 容量 3,160mAh)と URBANO L03(バッテリー 容量 3,000mAh)
まとめ
スマホを 5.2 回充電でき、総給電量は約 16,000mAh。蓄電量は約 24,000mAh ですので効率は約 67% となります。前記事まででテストしてきた低価格品の効率は約 50% でしたので、明らかに高性能です。
- 入出力が PD(18W)と QuickCharge 3.0 に対応していて充放電が高速
- 高性能の DC-DC コンバータ搭載により高効率
- 残量表示は LED 4 個(精度を期待できないデジタル表示は非搭載)
ということで、高級品ではないけれど、無駄を省いて性能を重視した中級品と言えそうです。