防災用を兼ねて購入した大容量モバイルバッテリー『CXLiy 074』をテストしてみました。
目次
概要
一流メーカー品ではないけれど容量詐称が激しい激安品でもなく、Amazon での評価が良好で安価な 24,000mAh のモバイルバッテリーです。Amazon やヤフオクでの相場は 2,500 円前後。
仕様
容量: 24,000mAh
入力: Micro-B + Type-C(2.1A)
出力: Type-A * 2(2.1A + 1A)
サイズ: 16.0 * 7.6 * 2.1 cm(実測値)
重量: 325g(実測値)
蓄電(モバイルバッテリー自身の充電)
モバイルバッテリーの残量表示が 0% から 100% になるまでの流入電力量を USB テスターで 2 回測定してみました。
蓄電量は約 24,000mAh/3.7V ですので、ほぼ公称値通りです。
蓄電量(mAh/5V) | 蓄電量(3.7V 換算値) | |
1 回目 | 17,520 | 23,676mAh |
2 回目 | 17,609 | 23,796mAh |
蓄電所要時間(0% → 100%): 7 時間 55 分
なお、手持ちの安物ケーブルで蓄電を高速化するために色々試したところ、セリアの二叉(Micro-B/Type-C)ケーブルを使って 2 つの入力端子に同時接続するのが一番良い結果が得られました。並列接続でコネクタの接触抵抗を抑えられるのが効いているようです。
(本記事製品では問題ありませんが、Type-C コネクタが入出力兼用になっているモバイルバッテリーでは二叉ケーブルによる二重接続は避けた方が良いでしょう。)

給電(スマホの充電)
モバイルバッテリーを使ってスマホを充電してみたところ、約 3.9 回充電できました。
スマホの充電 | スマホのバッテリー残量 | モバイルバッテリー残量 |
1 回目 | 1% → 100% | 100% → 76% |
2 回目 | 3% → 100% | 76% → 49% |
3 回目 | 1% → 100% | 49% → 25% |
4 回目 | 4% → 92% | 25% → 0% |
※ テストに使用したスマホは AQUOS R(バッテリー 容量 3,160mAh)と URBANO L03(バッテリー 容量 3,000mAh)
まとめ
スマホを約 3.9 回充電でき、総給電量は約 12,000mAh。蓄電量は約 24,000mAh ですので効率は 50% となり、このクラスの製品としては平均的な性能です。
給電時のモバイルバッテリーの残量表示(%)が不正確な製品が多い中で、かなり正確な数字を表示してくれるのが本記事製品の特長です。モバイルバッテリーを日常的に使用し、残量表示(%)の正確さを必要とする方におすすめします。

